フカサワの成形加工
株式会社フカサワの加工対象は金属だけにとどまりません。弊社はプラスチックや合成樹脂の成形加工も得意としております。金型を使う点は金属加工に似ていますが、そのほかには口金を用いた射出、押出での成形も用いられます。既製品、一般部品、工業部品問わず加工できます。
弊社は創業80年にわたり、お客様の要望にお答えしてきた強みがございます。長年培われた経験を生かしニーズに即した問題解決を提案いたします。山形や長岡にも支店を持っているので地方のお客様にも迅速対応が可能です。小ロットからでもご相談ください。
こんなお悩みありませんか
- 軽量化したいが、強度を維持したい
- 非通電にしたい
- 薬品に特化した材料にしたい
成形加工の種類
射出成形とは
樹脂材料を加熱溶融させ金型内に射出注入し、冷却・固化させることによって、成形品を得る方法です。射出成形は複雑な3次元形状を有する成形品を高精度に最も効率的に製造する量産技術であります。技術動向としては①高品位化・高機能化・高精度化、②省エネルギー化・ハイサイクル化、③薄肉化・軽量化、④複合一体化の4つの方向へそれぞれ進んできております。
主な製品 | プラスチック製品の多くに採用されています。小さなプラスチック部品はほとんどこの製法によるものです。 |
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押出成形とは
樹脂材料を熱で柔らかくし口金(ダイス)から押し出します。そのまま空気中や水中で冷却すると製品が固まります。押出成形の場合はところてんのように製品の大きさ・長さが素材の量だけ増えていきます。そのため同じ形でも多様な大きさが必要となる製品を作る際に役立ちます。例えば樹脂製のチューブやパイプは様々な長さで必要とされますし、わざわざ金型にはめて射出成形するより口金だけ決めてしまった方がはるかに楽であることは想像に難くありません。ちなみに、押出成形というと棒状のものばかり想像してしまいますがフィルムやレジャーシートのように板状の製品も口金さえ決めればその厚さや幅に合わせて大量に作れます。
押出成形が終われば、必要な大きさに切り分けるだけです。
主な製品 | プラスチック製品の多くに採用されています。小さなプラスチック部品はほとんどこの製法によるものです。 |
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ブロー成形
ブロー成形は押し出しのところまで射出成形と一緒です。しかし射出成形が好きな形の金型に樹脂を流し込むのに対しブロー成形は筒状の樹脂を金型に流し込みます。筒状に流し込まれた樹脂をパリソンと言います。パリソンを作るためにノズルの中心に棒を差し込みます。そしてノズルは棒を差し込めるように曲がっています。
金型に押し出されたパリソンに空気を吹き込んで成形すると、シャンプーの容器をはじめとするプラスチックのボトルができます。このような容器を作るときは中を空洞にするための金型を作れません。よって空気の力で成形するのです。空気を入れるための装置をブローピンと言います。成形された製品は金型の中で冷却されます。
主な製品 | ペットボトル、シャンプーやリンスの容器、等 |
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材質の種類
成形加工の際に、当社で主に取り扱い可能な材質を紹介します。このように樹脂素材といってもその実態は多種多様で、場合によっては素材を選びなおすだけでも大きくパフォーマンスが上がるかもしれません。一般的に知られているものは表の中でもポリプロピレンとポリ塩化ビニルくらいでしょう。
もし、素材について「もっとこうなれば」というニーズがある場合は当社が1から御社の製品に合う素材を提案いたします。お客様の目的に応じた最適な手段を実現するのが弊社のモットーです。お気軽にご相談ください。
※表内で紹介していない素材も扱っております。まずはお問い合わせください。
素材の特徴
名称 | 特徴 | 長所 | 使用部品 |
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ポリカーボネート(PC) | 機械的強度あるエンプラの中で、 有用な透明のプラスチックとして各産業分野で活躍している。 |
耐衝撃性、透明性、自己消化性の3つが優れている。 | 医療機器、工業用部品、商業施設の屋根、 CD・DVDのディスク、各種ファスナー等 |
ポリアセタール(POM) | 引張強さ、弾性のほか、 耐摩耗性に優れた材料です。 |
優れた耐疲労性、耐クリープ性、 摩擦摩耗特性、耐薬品性を備えております。 |
各種歯車、自動車部品、各種ファスナー等 |
ABS樹脂 | 機械的性質がバランス良く、汎用性が高い樹脂 | 耐熱性、機械的強度(剛性)、耐油性に優れる。 加工性が良い。 |
家庭用電気部品のパ ネル、ハウジング、 自動車部品、ボート 類など |
よくあるご質問
納品までの流れ
1お問合せ
お問い合わせは、下記のお問い合わせフォームよりお願いします。どんな内容でも誠実にご対応致します。まずは一度ご相談ください。
2営業担当から連絡致します。
お問い合わせ内容を確認次第、弊社営業担当から連絡いたします。弊社は長岡、山形にも支店を構えております。
3図面送付
まずは図面を送っていただきます。この内容をもとに、ある程度のニーズを確認します。図面の用意が難しいときはサンプルを送ってください。
4打合せ・見積りの回答
御社に赴いて打合せを行います。図面の段階で概算した見積もりをお持ちしますのでコストや品質、納期についての要望を是非お聞かせください。
5試作
見積もりの内容に納得いただきましたら、弊社が製品を試作いたします。図面と実際に作ったものではイメージが異なるのでこの工程は重要です。
6量産のご発注
試作品の出来が十分と判断できれば量産に移ります。量産のご発注の際は改めて納期の調整、生産体制についての情報共有をいたします。
7弊社にて検査
作られた製品はひとつひとつ弊社にて検査いたします。ここで製品トラブルが起きた場合は迅速に説明いたします。
8納品
製品を安全にお届けいたします。たとえ小さな部品でも納品が遅れれば計画全体に影響が出ることをよく理解し納期厳守に努めています。