フカサワの単色成形
フカサワの単色成形は、横型射出成型機での製作を中心とした加工となります。熱可塑性樹脂を溶融して高圧で金型に充填し、冷却固化させて製品を作る成形方法です。これはプラスチック成形の中でも最も多く用いられる方法です。
一般・メーカー規格品の類似製品の提案から、製作の対応の両面でご案内致します。製作では、自動ストックシステムにて製品陳列を行い同じ形状の製品を安く・早く・大量に生産できる協力会社と連携しておりますので、安心してご相談ください。また、高い金型技術によって仕上げ加工の少ない製品をご提供いたします。
インサート成形に関するよくあるお悩み
- 小さすぎる製品や薄物成形できないと言われてしまった。
- 現行の取引先ではサイズが合わない為、断られてしまった。
- 類似の既製品があるか分からない。
- 小ロットには対応できないと言われてしまった。
- 既存の取引先では精度が出せない為、希望する品物が出来ない。
- 部品作成のコストを抑えたい。
単色成形(射出成形)とは
射出成形は、複雑な3次元形状を有する成形品を高精度に最も効率的に製造する量産技術です。射出成形に必要な基本的機能は、金型の開閉、型締めを行い、樹脂を溶融して高圧で金型に充填することです。樹脂を溶融し、一定量を計量して金型内に射出します。成形品は厚さが2~3mmと薄いものが主ですので、高圧で金型に流し込み、かつ金型が樹脂圧力で開かないように押さえておく力が必要となります。このことにより射出成形は、プラスチックを金型に流し込む射出装置と、金型が開かないように押さえておく型締め装置で構成されています。射出装置の機能は、ペレットまたはパウダー状のプラスチック材料(樹脂)を、成形するのに適した温度に溶融し、均一な状態に混錬する可塑化機能と、溶融・混錬された樹脂を金型の中に充填して成形品を作り出す機能となります。
射出成形は金型を用いて成形を行うことにより、同品質・同形状の成形品を大量に作ることに適しています。射出成形は細部を持つ複雑な形状を成形することができるため、様々な大きさや形の製品を生産することが可能です。射出成形機の加熱・冷却、材料供給、金型の開閉などを制御して、製品の寸法精度や質量均一性を高レベルで確保することができることがメリットです。
射出成形は金型を使用して製品を作りますが、出来上がった成形品を金型から取り出す際に、成形品の形状により金型に抜き勾配が必要になったり、アンダーカット形状を取り出すために型を横方向にスライドさせるスライドコアを設けたりする必要がある場合があります。また、射出成形は複雑な形状や細部を持つ製品を作成することができますが、非常に大きい形状や非常に小さい形状、薄い形状の一部は射出成形でも作ることができないことがあるのがデメリットです。
加工可能な素材・加工事例
透過タイプキートップ。裏面スクリーン印刷可能。
薄肉・肉厚レンズタイプ(ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂)の他に家庭用電話、ボタン電話、ファクシミリ等の表示部にも使用されます。
加工可能な素材や部品の種類についてはお気軽にご相談ください。